2017.09.27
参加者や金沢市民のつぶやきから金沢マラソンを分析!「金沢マラソン」とは石川県金沢市で2015年から開催された市民参加型の大会です。
金沢市の人気スポット、観光エリアをまるごと楽しめる金沢マラソンですが、観るだけでなく走るコースも陸連登録の本格的なコースとなっています。また「食べまっしステーション」という給食スポットも用意され、地元名産品のフルーツや和菓子、洋菓子、いなり寿司、おしるこ、金沢カレーなどたくさんのおもてなしが待っています。
また、ゴール後にも温かいおもてなしが用意されていたりと、至れり尽くせりで口コミ人気の高いマラソンレースです。
そんな「金沢マラソン」について、Twitterに投稿された参加者や金沢市民の声を分析してみます。
金沢マラソンの良かったところは?
Watson Explorerには基本機能で、評判分析する機能が搭載されています。
今回は金沢マラソンについて投稿されたツイート文章のうち、「好評」と判断された句を抽出してレポートにしました。投稿の件数が多かったものほど大きな文字になっています。まずは「好評句」を抽出しました。
上記のレポートでは具体的に何が好評であったかがよくわかります。
次に「好評表現」を抽出しレポートにしました。このレポートではどのような感想をもってツイートしたのかがよくわかります。
こういった好評の意見は、金沢マラソン関係者の方々の動力とやりがいに繋がっていくものですね。関係者の方々の想いはランナーや市民の方々にしっかり伝わっているようです。
具体的にどういった意見が多かったか、さらに分析!
上記の評判分析に少し似ていますが、「感情」を自動で分析・分類するVocオプションがあります。
横軸は金沢マラソンに関するキーワード、縦軸は感情分析で抽出したキーワードになっており、その2つのデータをクロス分析した結果、相関値が高いとWatson Explorerが判断したものほど大きな円で表現されています。
- 食べまっしステーションが素敵だ
- 交通規制が迷惑だ
- ボランティアが素晴らしい
- 完走メダルが素敵だ
金沢マラソンを知らない人でも、この分析結果を見ればみどころがわかりますね。
次の例では「交通規制」のキーワードを含んでいる文章に絞り込んで感情分析を行ってみます。
Twitterに投稿された文章を自然言語解析した上、Voc機能により5パターンの感情を抽出し振り分けます。
水色のバーは件数、緑色のバーは相関値の高さを表しています。相関値はWatson Explorerがどの程度「重要」と判断しているかを数値の大きさで表しています。
金沢マラソン開催日、実は・・・
上記で気になる「ブッキング」についてさらに調査しました。
元の文章を見てみると資格試験が多い日になぜ金沢マラソンをブッキングしたのか。ツイート内容に「試験」のキーワードを含む文章のみに絞りこみます。
「試験」についてツイートされた文章を名詞と述語の係り受け分析を行いました。
相関値の高い分析結果の内容を見ると、金沢マラソンのコースにより試験会場へ移動ができない事態が発生していたことがわかります。
注目度の高かったキーワード
Watson Explorerでは、基本機能にて人名、地名、組織の3種類の固有表現を抽出することができます。
金沢マラソンのツイートで、出現頻度の高かった固有表現は下記の通りです。何への反響が大きかったかを一目で把握することができます。
人名では、やはりオリンピック金メダリストの松本薫さんが注目されているようですね。
地名ではロシアがランクインしているのが意外ですね、続けて分析を進めてみたいポイントです。
組織名では金沢の大学が注目されていました。
Watson Explorerを利用することで「金沢マラソン」のキーワードひとつからでも、このように様々な角度からの分析が可能です。
また、分析結果を見て終わるだけでなく、今後どのように改善・成長していくべきかのヒントを得ることができます。
ぜひWatson Explorerをご利用いただき、お客様企業の今後の発展に貢献させていただきたいと考えております。